解析学演習

2019年度中部大学講義(秋)
金曜 7〜8限 70号館3階 703A演習室
担当:奥島 輝昭

Last-updated: <2020/01/07 20:29:51>


目的

解析学は、 物体の運動を数学的に記述することや、 曲線の接線、物体の表面積・体積を求めるといった実用的な必要性から創り出された学問である。 さらに近年、 科学技術の諸分野においても基礎的役割を担ってきており、 解析学は必要不可欠なものとなった。 このような背景から、 学習指導要領(中学校数学)で示された学習内容と密接に関係する 解析学的知識について整理し、 それら相互の関連について統一的に理解し、 実際の教室において中学校数学を総合的な観点から 展開しうる数学力を育むことを本授業の目的とする。 したがって、 本授業では解析学の中心的テーマである1変数関数の微分積分法を重点的に取扱い、 2変数関数の微分法や微分方程式などの発展的話題についても概観する。

授業の到達目標及びテーマ

  1. 学習指導要領(中学校数学)で示された学習内容を統一的に理解するのに必要な解析学の知識を習得する。
  2. 微分法・積分法の意味を理解し、基礎的な計算やグラフの描画ができるようになる。
  3. 中学校数学の学習内容に対して(例えば、底面積と高さの等しい三角錐が同じ体積をもつ理由について)、解析学の観点から平易な説明ができるようになる。

概要:

本講義では板書による説明の後、適宜例題演習を行います。

教科書

教科書は特に指定しない。必要に応じてプリントを配る。

全般的な参考文献:

  1. 寺田, 坂田 「微分積分」 (サイエンス社)
  2. L.S. ポントリャーギン 「やさしい微積分」 (ちくま学芸文庫)
  3. ゲルファント, やさしい数学入門 「関数とグラフ」 (ちくま学芸文庫)
  4. 小林昭七, 「微積分読本 (1変数)」 (裳華房)
  5. 奥村吉孝「基礎から学び考える力をつける微積分学」(培風館)
1の参考図書の流れに沿って授業を行います。 2と3は読んで面白くためになります。

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成績評価

レポート・演習(約30%)と 中間・期末テスト(約70%)の成績に加えて、 授業態度も考慮して総合的に評価します。

質問

質問、相談、議論等は、 授業前後の休み時間や、 オフィスアワー (個研9号館2階9229, 金曜日3~4時限)にて 受け付けます。
その他、 学習支援室 も利用してください。 学修支援室とは、 気軽に個人的に質問をしたり相談できる ところです。 授業日の月曜日から金曜日の午後開講しています。
スケジュール等詳しい内容は こちらで ご確認下さい。

連絡先


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